研究課題/領域番号 |
16K17445
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
上野 智子 和歌山大学, 教育学部, 准教授 (80583939)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 音楽教育 / 特別支援教育 / 音楽科教育 / 自立活動 / 音楽療法 / インクルーシブ教育 / 他職種との連携 / 教育学 |
研究成果の概要 |
本研究は、特別支援学級の児童生徒が自分自身の音楽性や感性を使いながら主体的に学習に参加したり、音楽を通して他者と関わったりしたりするための基盤となる「自立活動」の音楽カリキュラムの開発研究である。中学校特別支援学級における音楽療法的視点を取り入れた「自立活動」(「音楽の時間」)の実践を通して、音楽療法、音楽科教育、特別支援教育の観点で分析による「音楽の時間」の構造と機能の解明、質問紙調査によって音楽を用いた「自立活動」の実態の一端を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,特別支援学級における音楽を用いた「自立活動」において,音楽療法的な視点を用いることや即興表現を活用することで,児童生徒の心理的安定や自己表現の促進,他者との関係性の構築等に有効であることを明らかにした。また,こうした考え方を基に児童生徒の生活文化にある題材を用いた表現活動を行う事は,特別支援学級外の児童生徒や教員,地域の人々との関りを促すことになり,インクルーシブ教育としての可能性を有していると考える。
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