研究課題
若手研究(B)
本研究では、米国が示す芸術領域のメディアアートのナショナルスタンダードや実際の教育現場での実践を参考に、美術科の映像メディア領域の教科内容学のモデルの要点を提案した。特に「映像メディアの導入段階で映像と身体とのつながりを体験するとことの重要性」および「映像メディアの素材特性としての映像的触覚知」を日本型の美術教育における映像メディアの要点として前景化させ、それらを取り入れた「映像メディア表現の段階的カリキュラム構造」を提案し、それらを実証的に実践・分析し、その効果をまとめた。
本研究成果の学術的意義や社会的意義は以下のようにまとめられる。1米国が2014年に芸術科の1つとしてナショナル・スタンダードに取り入れたメディアアート(MediaArts)の全容と関連する教育的背景を通時的にまとめたこと。2カリフォルニア州の実践例から現状でどのようにメディアアート教育が普通教育の中で機能しているのか質的な調査を行なったこと。3また、それらの省察的な観点から、日本国の美術教育における映像メディア表現およびその領域のカリキュラム構造の柱を示したこと。4そうした映像教育理論に基づいて実践方法論と実際の手法を提案し、教育効果を明らかにしたこと。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 2件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 3件) 図書 (2件)
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