研究課題/領域番号 |
16K17473
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 目白大学 |
研究代表者 |
後藤 多可志 目白大学, 保健医療学部, 准教授 (50584231)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 発達性読み書き障害 / 音読 / 流暢性 / 眼球運動 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本語話者の発達性読み書き障害児を対象に、眼球運動機能と音読の流暢性の関係を検討した。対象は、音読の流暢性(音読速度)に問題を示さない日本語話者の発達性読み書き障害児である。視標の追視、輻湊及び跳躍眼球運動(サッケード)に関して直接視察した。またDevelopmental Eye Movement Test(DEM)を使用して眼球運動機能を評価した。その結果、眼球運動機能の問題を示さない発達性読み書き障害児と、眼球運動機能の問題を示す発達性読み書き障害児がいることが明らかとなった。眼球運動の問題は必ずしも音読の流暢性に影響を与える要因ではない可能性が考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、各種検査結果から得られた客観的データに基づいて評価診断された発達性読み書き障害児を対象に、眼球運動機能と音読の流暢性の関係について検討した。眼球運動機能自体の問題が音読の正確性に影響を与えないことは先行研究から明らかになっていたが、本研究の結果から、眼球運動機能は音読の正確性だけでなく音読の流暢性についても影響を与える要因でない可能性があり、この事実は学術的意義が高いと考えられた。
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