研究課題/領域番号 |
16K17476
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 立命館大学 (2018) 大阪体育大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
田部 絢子 立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (70707140)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 発達障害 / 食の困難 / 当事者調査研究 / 食行動 / 調査研究 / 特別支援教育 / 食・食行動 / 発達支援 |
研究成果の概要 |
本研究では、発達障害当事者(学齢~成人)、保護者、特別支援学校・学級等の教師、管理栄養士等の学校栄養職員への調査を通して、発達障害当事者・保護者の有する食の困難と学校の対応のあり様を明らかにしてきた。 各種の調査を通して、発達障害当事者は食に関する特異的な困難さと発達支援ニーズを有することが把握できた。その表出状態には「不安・緊張・恐怖・ストレス」が大きく影響していた。食の困難が保護者の育児不安・ストレスをより強めている可能性が示唆され、食に困難・支援ニーズを有する親子を子育ての早期から孤立させない支援システム構築は緊要の課題である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の「当事者調査」という立場は、子どもの権利条約や障害者権利条約の理念にも関わる重要な視点と考えている。当事者のニーズと周囲の理解・支援のミスマッチやパターナリズムをなくしていくためには、周囲から気づかれにくい困難やニーズを当事者の声(抱える困難・支援ニーズ)から丁寧に傾聴し、それを科学的実証的に検証し、その中から具体的な発達支援のあり方を当事者とともに究明していくことが肝要である。またそのことが当事者をエンパワメントしながら支援していくこととなり、広く発達支援において重視されるべき支援方法である。
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