研究課題/領域番号 |
16K17503
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ナノマイクロシステム
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
福山 真央 東北大学, 多元物質科学研究所, 助教 (40754429)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | マイクロ分析 / マイクロ水滴 / 自然乳化 / 界面活性剤 / Droplet microfluidics / エマルション / マイクロ液滴 |
研究成果の概要 |
マイクロメートルサイズの水中油滴(マイクロ水滴)が近年微量生化学分析の反応場として用いられている。本研究では、自然乳化を用いたマイクロ水滴内包物の選択的濃縮・分離法における分離選択性の調整法を確立した。具体的には、逆ミセル中の水の活量を調整することで、マイクロ水滴から逆ミセルへと分配する溶質の選択性を調整できるようになった。また、本手法を用いて5 fmolのプロテアーゼの活性測定を実証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた知見を活用すれば、界面活性剤溶液を流すだけで、多数のマイクロ水滴の同時分離・濃縮操作が可能になる。操作の簡便さより、この手法はマイクロ水滴を用いた高スループット分析の汎用的な分離・濃縮法になると考えている。また、本手法は酵素活性の測定だけではなく、miRNAやタンパク質の計測などへも応用可能であると考えている。これらの計測が実現すれば、将来的に、再生医療における1細胞レベルでの品質管理や、バイオマーカー探索・細胞間コミュニケーションの解析が可能となり、創薬・医療分野に多大な貢献ができると期待している。
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