研究課題/領域番号 |
16K17549
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
計算科学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
車谷 麻緒 茨城大学, 理工学研究科(工学野), 准教授 (20552392)
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研究協力者 |
岡崎 慎一郎
相馬 悠人
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 損傷モデル / 破壊力学 / 鉄筋コンクリート / ひび割れ / デジタル画像相関法 / 有限要素法 / コンクリート / FEM / 計算破壊力学 / シミュレーション工学 / 破壊メカニズム / 画像計測 |
研究成果の概要 |
コンクリートまたは鉄筋コンクリートのメゾスケールにおける破壊挙動を再現するために,独自に定式化した損傷モデルを用いた破壊シミュレーション手法を開発した.本手法の特徴は,コンクリートの破壊力学と材料の損傷力学を組み合わせた定式化にある.この方法を用いて,コンクリートの破壊挙動を3次元で詳細に再現することができ,さらに実験結果とも定量的に一致することを検証した. コンクリートの破壊機構を実験的に明らかするために,デジタル画像相関法に基づく計測手法を開発した.この方法を用いて,コンクリートのメゾスケールにおける破壊挙動を計測し,ひび割れの発生・進展・開口を詳細に可視化することができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会インフラの多くはコンクリート構造物である.コンクリートに破壊が生じると,構造物全体が崩壊する可能性があるため,コンクリートの破壊メカニズムを明らかにし,その挙動を精度よく予測するための技術が不可欠である.本研究では,破壊力学と損傷力学を組み合わせた力学モデルを構築し,コンクリートの破壊挙動を簡単に精度よく再現可能な数値シミュレーション手法を開発した.さらに,コンクリートの破壊プロセスを実験的に明らかにするために,デジタル画像を用いた計測手法を開発し,これを用いてコンクリートの破壊挙動を計測することで,ひび割れが発生・進展・開口する過程を詳細に可視化することができた.
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