研究課題/領域番号 |
16K17665
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 京都産業大学 (2018-2019) 京都大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
諏訪 雄大 京都産業大学, 理学部, 准教授 (40610811)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 超新星爆発 / シミュレーション / 強い重力レンズ / 爆発メカニズム / 宇宙物理 / 流体シミュレーション |
研究成果の概要 |
昨今の観測の急速な進歩によって、大質量星の最期の瞬間におこる大爆発(超新星爆発)には広い多様性があることがわかってきた。そこで、本課題では超新星爆発を包括的に理解することを目標に研究を進めてきた。特に、通常の超新星爆発を起こすような親星の構造の解明、短時間で減光する早進化超新星の中心でおこる元素合成の理論計算、超新星によって形成される中性子星の理論的な最小質量の評価、超新星爆発の際に膨大な量が放出されるニュートリノの系統的理論モデル構築、などの成果があった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
星の進化の最終段階である超新星爆発の多様性が観測的に急速に明らかになっている。しかし、その理論的解釈やそこから広がる新しい展開についてはいまだ包括的な研究がなかった。本研究によって、通常の超新星と早進化超新星については包括的枠組みを構築する端緒が開かれた。さらに、当初の計画を拡充することで、中性子星の質量と連星大質量星の関係や、超新星ニュートリノについても新しい知見を得るに至った。今後、さらに発展していく観測に対して、物理的解釈を与えるのに不可欠な理論研究の新たな展開への基礎を作った。
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