研究課題/領域番号 |
16K17674
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 (2017-2018) 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 (2016) |
研究代表者 |
中島 真也 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 基礎科学特別研究員 (20737449)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 天の川銀河中心 / X線 / すざく衛星 / ひとみ衛星 / 天の川銀河 / 高温プラズマ / X線天文学 / X線天文学 |
研究成果の概要 |
天の川銀河中心からの高温ガスアウトフローの性質や起源を明らかにすることが目的である。すざく衛星による銀河中心付近のサーベイ観測を用い、超新星により生成された高温ガスが、銀河中心の強磁場に沿って噴き出していることを発見した。また、銀河中心から離れた領域を観測する際にバックグラウンド放射となる天の川銀河高温ハローの空間分布も明らかにし、研究を進展させるための足がかりを作った。ひとみ衛星の観測データを最大限に活かすために、その較正作業も行なった。ひとみ衛星の限られたデータからは高温ガスアウトフローに対して有意な結果を得ることはできなかったが、後継のXRISM衛星による観測に期待したい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
天の川銀河は比較的静穏であるが、星生成活動に伴って高温ガスが吹き出していることを示した。このような高温ガスの吹き出しによって、銀河内の物質循環が促進されていると考えられる。また銀河中心領域では磁場が重要な役割を果たすこともわかった。
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