研究課題/領域番号 |
16K17681
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 |
研究代表者 |
遠藤 基 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 准教授 (70568170)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 超対称性模型 / クォークの精密測定 / レプトン異常磁気モーメント / フレーバー物理 / 超対称性標準模型 / 素粒子論 |
研究成果の概要 |
素粒子標準理論には限界があり、それを超える未知の素粒子理論が存在している。本研究ではその候補として超対称性模型など未知の理論の可能性を探った。その結果、まず第一に、素粒子の真空構造の量子効果およびフレーバーやCP対称性の破れにおける電弱量子補正の研究によって、これらの分野の基礎の発展につながる成果を得た。また、超対称性模型は依然として新しい理論として有力な候補であることを明らかにした。それと同時に、宇宙暗黒物質の正体など宇宙論における謎の解明に迫りうる可能性があることを示した。さらに、超対称性模型以外の理論模型が存在する可能性も探り、将来の実験で検証する道筋を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに素粒子標準理論では説明することのできない素粒子事象が報告されている。本研究では、超対称性模型や他の理論模型がこれらの問題を解く有力な手がかりになることを示した。それにより、次世代の素粒子理論への理解が進むとともに、さらに、宇宙の暗黒物質の正体など、宇宙進化の謎を解く手がかりを与える。
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