研究課題/領域番号 |
16K17693
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 大阪市立大学 (2019) 九州産業大学 (2018) 京都産業大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
山中 真人 大阪市立大学, 南部陽一郎物理学研究所, 特任助教 (70585992)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 暗黒物質 / 長寿命粒子 / 初期宇宙元素合成 / フレーバー非保存過程 / 長寿命荷電粒子 / フレーバー非保存相互作用 / ミューオン / 標準理論を超える新物理 / 荷電レプトンフレーバーの破れ / ミューオン-電子転換 / 物質・反物質非対称 / レプトンフレーバーの破れ / 素粒子理論 / 暗黒物質直接検出実験 / 暗黒物質間接検出実験 / 素粒子論 / 宇宙線 |
研究成果の概要 |
素粒子物理学において標準模型と呼ばれる枠組みは素粒子が関わるほぼ全ての現象を統一的に記述できている。しかし、暗黒物質の正体、この世界の物質量・反物質量非対称の起源、ニュートリノ質量の生成機構など未解明の謎も残っている。こういった現象も含め、自然界における物質像・力の仕組みをより包括的に理解するため、根源的素粒子模型の導入とその検証が必須となる。標準模型を超える数々の根源的模型が、理論的動機・実験的動機を基に暗黒物質、及び、暗黒物質と近い質量を持つ粒子を予言する。本研究課題では、こういった粒子がもたらす新奇現象の考案・解析、また、それをプローブに用いた根源的模型の検証を遂行した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大型加速器実験だけでは暗黒物質、及び、暗黒物質と近い質量を持つ粒子が予言される模型の判別・検証は手に余る。なぜなら、多くの模型は似通ったシグナルを予言し、かつ、こういった模型では新粒子間の質量差が小さいため、バックグラウンドの除去・シグナル選別が困難である。こういった背景の中、加速器実験以外の手段(暗黒物質の存在量、軽元素の存在量、レプトンフレーバー非保存過程探索)で模型の検証を有利に進める術を整えたことが本研究の意義となる。
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