研究課題/領域番号 |
16K17697
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
津村 浩二 京都大学, 理学研究科, 助教 (40648101)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ヒッグスボソン / 電弱対称性の破れ / 自己相互作用 / 素粒子論 / 素粒子実験 |
研究成果の概要 |
ヒッグスボソンの自己相互作用の測定を念頭において研究を行った. (1) ヒッグスボソン一個を生成する過程から高次補正や分散関係を通じて自己相互作用の情報を取り出す方法について検討した. (2) 隠れたセクターを起源として電弱対称性の破れが引き起こされる模型を仮定し, 重力波をプローブとしたスカラー自己相互作用の検証方法を研究した. (3) 強く自己相互作用をするスカラー暗黒物質を起源とするニュートリノ質量模型を構築し, ニュートリノ振動実験やフレーバー実験で検証する方法を研究した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒッグスボソンの発見により素粒子標準模型は一応の完成をみたが, 「なぜ電弱対称性が破れたか?なぜ電弱スケールがプランクスケールに比べて小さいのか」などの問題が手付かずに残った. ヒッグスボソンとその背後の物理を探るために, すなわち電弱対称性の破れの起源の解明するために, ヒッグス自己結合の検証方法を確立することが必要である.
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