研究課題
若手研究(B)
我々はレーザーによる強磁性体の磁化反転機構の解明を試みた。実験手法として、シンクロトロン放射X線とX線自由電子レーザー(XFEL)による時間分解型のX線分光を用いた。主に測定したのはX線磁気円二色性(XMCD)である。日本のXFEL施設SACLAのビームラインBL3での時間分解XMCD測定を行った。800 nmのチタンサファイアレーザーをポンプ光として室温強磁性体の合金薄膜FePtに照射し、PtのL端での時間分解XMCD測定に成功した。磁化の消える時間スケールが1ps程度であり、Feサイトより長いことが分かった。このような元素別のスピンダイナミクスは時間分解XMCDで初めて明らかになった。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (18件) (うち国際学会 6件、 招待講演 5件) 備考 (1件)
Phys. Rev. B
巻: 97 号: 7 ページ: 75134-75134
10.1103/physrevb.97.075134
Appl. Phys. Lett.
巻: 110 号: 16
10.1063/1.4981769
http://www.issp.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/n1004_detail.cgi?c=information_table::484