研究課題/領域番号 |
16K17739
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
田縁 俊光 東京大学, 物性研究所, 助教 (10771090)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 機械的剥離法 / 薄膜 / 超伝導 / 原子層超伝導 / 鉄系超伝導 / 鉄系超伝導体 / 超伝導材料・素子 / 超薄膜 |
研究成果の概要 |
機械的剥離を用いて原子層高温超伝導体の作製を実現することとその物理的特性評価を行うことを目的とした。本研究課題において、200 nm以下の結晶を機械的に剥離して電気抵抗測定を行う手法を確立した。また、イオン液体を用いた電気化学エッチングを行い、in-situでヘリウム温度までの低温電気抵抗測定を行うための横型クライオスタットを開発した。これによって液体を基板上に滴下するだけのデバイスを簡便に扱うことができるようになった。薄膜作製と輸送特性評価を行うために、FeSe同様積層構造をもつグラファイトに対してアメリカ合衆国国立強磁場施設における35 Tまで磁気抵抗測定を行い、成果を報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
機械的剥離法を用いた数十ナノメートル厚さの微結晶に対して、電子線リソグラフィを用いたデバイス作製と輸送特性評価が可能であることが示された。また、イオン液体による電気化学エッチングが簡便に行いながらヘリウム温度までの低温電気抵抗測定がin-situで行える横型クライオスタットを開発し、今後様々な積層構造をもつ結晶に対して同様の手法が適用できると考えられ、本手法が普及することが期待される。
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