研究課題/領域番号 |
16K17809
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
樫村 博基 神戸大学, 理学研究科, 特命助教 (80635186)
|
研究協力者 |
八代 尚
西澤 誠也
富田 浩文
中島 健介
石渡 正樹
高橋 芳幸
林 祥介
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 地球流体力学 / 数値解法 / 数値モデル / Ruby / 準二年周期振動 / 数値実験 / 大気力学 / QBO的振動 / 時間積分法 / 階層的 / 球面調和関数変換 / 惑星大気 |
研究成果の概要 |
金星大気の高速東西風「スーパーローテーション」のメカニズム解明のために、大気力学・地球流体力学の階層的モデル群の開発を行った。既存の大気大循環モデルを用いた予備実験の結果から、数値モデルで計算される大規模場が、数値的手法に依存して大きく変化しうることを見いだした。数値解の数値解法や方程式系に対する依存性を掌握するため、また階層的モデル群構築のため、汎用スプリクト言語Rubyによる、数値計算の実験環境を構築し、これをライブラリの形で整理・公開した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来広く認識されていなかった、大気モデルにおける大規模場の数値解法依存性を発見し示すことが出来た。これは気象学における数値シミュレーションの根幹に関わる重要な問題であり、この問題を提起できたことの学術的意義は非常に大きい。そして、この問題に対峙するための道具としての数値計算の実験環境を構築・公開することで、当該分野の研究コミュニティに貢献することが出来た。
|