研究課題/領域番号 |
16K17814
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
超高層物理学
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研究機関 | 京都大学 (2018-2019) 国立研究開発法人情報通信研究機構 (2016-2017) |
研究代表者 |
横山 竜宏 京都大学, 生存圏研究所, 准教授 (30397525)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 電離圏 / プラズマバブル / MSTID / シミュレーション / シンチレーション / 超高層物理学 / 磁気圏・電離圏 / 自然現象観測・予測 / 計算物理 |
研究成果の概要 |
地球電離圏で発生する赤道プラズマバブルは、局所的なプラズマ密度の不規則構造を伴い、電波の振幅・位相に急激な変動を生じさせるため、GPS等による電子航法に深刻な障害を及ぼす。本研究では、3次元数値シミュレーションを用いて、この赤道プラズマバブルの内部の微細構造を再現することに成功した。また、プラズマバブルの「種」となる初期変動が、中性大気の鉛直風の変動により作られることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
GPS等を用いた精密航法、測位のためには、電離圏の影響による誤差を正しく推定することが必要である。その誤差の最大の要因の1つである赤道プラズマバブルに関して、数値モデルを用いた研究を行った。従来は衛星・ロケット観測に頼らざるを得なかった微細な構造がモデルにより再現され、実際の電波伝搬に及ぼす影響の評価が可能となった。今後、電波伝搬モデルと組み合わせることで、GPSの精度向上や自動運転の実用化に向けた研究へと発展することが期待できる。
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