研究課題/領域番号 |
16K17839
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地球宇宙化学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
篠崎 彩子 北海道大学, 理学研究院, 助教 (80570506)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 沈み込み帯 / 窒素 / 芳香族化合物 / 高温高圧実験 / ダイヤモンドアンビル / ピストンシリンダー / GC/MS / 高温高圧 / ダイヤモンドアンビルセル / 固体NMR / 質量分析 |
研究成果の概要 |
窒素は大気の主要組成であり、地球内部にも存在するが、全地球規模での窒素循環は明らかでない。本研究では、堆積物有機物をリザ―バーとした地球表層から地球深部への窒素の沈み込みに着目し、沈み込むスラブの温度圧力条件を模擬した高温高圧実験を行った。有機物堆積物のモデル物質として複数の芳香族化合物を用いて、窒素の結合状態の違いによる高分子化メカニズムと窒素の挙動の変化を評価した。窒素が芳香環内に独立して存在する場合は、深さ50km程度の温度圧力条件でN/C比がほとんど変化しないまま高分子化することを明らかにし、地球深部への窒素のリザ―バーとなりうることを提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では全地球規模での窒素の循環を明らかにするため、地上から地球の内部にどのような形で窒素が運搬されるかを解明することを目的として沈み込み帯の温度圧力条件を再現した実験を行った。窒素を運搬するリザ―バーとして堆積物中の有機物に着目し芳香族化合物をモデル物質とした実験を進めた、窒素が芳香環に単独で取り込まれている場合には、温度、圧力の上昇に伴って高分子化が起きるが窒素の含有率はほとんど変わらなかったことから
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