研究課題/領域番号 |
16K17841
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地球宇宙化学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
山崎 誠子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター活断層・火山研究部門, 研究員 (90555236)
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研究協力者 |
Francalanci Lorella フィレンツェ大学
田上 高広 京都大学
Corsaro Rosa Anna イタリア国立地球物理学火山学研究所
Miggins Daniel P. オレゴン州立大学
Koppers Anthony A.P. オレゴン州立大学
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | K-Ar年代測定 / 火山岩 / アルゴン初期値 / 質量分別 / Ar/Ar年代測定 / K-Ar法 / 同位体・放射年代 / K-Ar年代法 |
研究成果の概要 |
K-Ar年代値の正確度を高めるために,前提条件の一つであるアルゴン初期値について検討した.従来年代測定には用いない歴史溶岩試料を系統的に採取し,K-Ar年代測定用およびAr/Ar年代測定用希ガス質量分析計を用いてアルゴン同位体組成分析を実施し,若い火山岩試料の分析においては質量分別補正が必要であることを確認した.また,既報の火山ガスや温泉水についての希ガスデータについて再検討し,それらには質量分別の効果よりマントル起源ガスとの混合の影響が大きいことがわかった.質量分別の効果を検討するための38Arの測定データが未だ少ないため,今後,測定精度の向上を図った上での再検討が必要である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
火山の活動評価において,これまで測定困難だった数万年前の高精度年代測定が最近強く求められている.数万年前の年代値がより精確に測定できるようになることは,地球年代学の発展に大きく貢献できるだけでなく,火山の活動評価手法の発展に貢献できる.
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