研究課題/領域番号 |
16K17842
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地球宇宙化学
|
研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2017-2018) 国立研究開発法人海洋研究開発機構 (2016) |
研究代表者 |
遠山 知亜紀 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 主任研究員 (30649273)
|
研究協力者 |
木村 純一
岩森 光
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 地球化学 / マントル物質 / 地球内部構造 / 塩素同位体 / ハロゲン / 質量分析 / 地殻・マントル物質 / 同位体 / マントル不均質 |
研究成果の概要 |
マントル内部の物質循環を調べる指標となるハロゲン元素比(Br/Cl, I/Cl)において、マントルと間隙水は一部重複しており、その起源を判別することが難しい。その問題解決策として塩素同位体に注目し、本研究では塩素濃度の低いマントル起源岩石の高精度な塩素同位体測定を目指し、手法の確立と改良を行った。その結果、誤差を±0.1‰(2SD)まで小さくすることができた。また、この手法を用いてキンバーライトのハロゲン濃度と塩素同位体の分析を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マントルの組成はさまざまな空間スケールで不均質であることが明らかになってきている。不均質性の広がりと成因については複数のモデルが示されており、一致していない。特に揮発性成分は、試料から失われやすく、現状ではマントル中の分布すら制約に乏しい。本研究はハロゲンのマントル内分布や起源を明らかにするため、新たなツールとして塩素同位体に注目し、その分析手法の検討と実際の試料へ応用を試みたものである。
|