研究課題/領域番号 |
16K17870
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
稲垣 佑亮 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 助教 (20725626)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | π電子系化合物 / ケイ素 / π*-σ*共役 / ルイス酸性 / シロキサン結合 / 芳香族性 / ヘテロ五員環 / クロロシラン / 構造有機化学 / ケイ素化学 / 典型元素化学 / 触媒 / 環境調和 |
研究成果の概要 |
ケイ素置換 pi 共役系化合物は、置換基のSi-C sigma* 軌道と pi* 軌道との相互作用により LUMO 準位が低下することが知られている。本研究では、Si-O-Si 結合ユニットを有するカゴ状 pi 共役系化合物を設計し、その合成経路について検討を行った。分子設計については、理論計算を用いて分子の特徴を予想した。実験的には、ヘテロ五員環化合物の段階的な官能基変換反応、Ar置換クロロシランの合成とその反応性について知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
機能性分子の設計や化学反応を理解する際に、化学結合(軌道相互作用)についての理解は必要不可欠である。一方で、分子構造の観点から精密に設計された分子であっても、その分子が実際に合成可能かどうかは、反応の条件や合成経路に依存するという制約があり、新たな合成法の開発を通して合成ルートマップを拡張していくことで学術的進歩が生まれると言える。本研究では、自ら設定した化合物の合成を通じて、反応についての考察を深めることができた。
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