研究課題/領域番号 |
16K17888
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機能物性化学
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
小玉 康一 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (90509712)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 光学分割 / 有機結晶 / キラリティー / 不斉認識 / 水素結合 / ジアステレオマー塩 / ホスフィン酸 / 溶媒効果 / 結晶工学 / 分子認識 / 超分子化学 |
研究成果の概要 |
本研究では、ジアステレオマー塩法による光学分割において、使用する溶媒を変えることによって、得られるエナンチオマーの立体化学が変化する現象(溶媒変換法)について、その適用範囲を探索した。その結果、メタ位にハロゲン置換基を有するマンデル酸の類縁体に本方法が適用可能であることがわかり、両エナンチオマーの塩を効率的に得ることに成功した。また、結晶構造解析によって、使用した溶媒の塩結晶中への包接が重要な役割を果たしていることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医薬品の原料などとして光学活性化合物の需要は高く、より効率的で経済的な生産法の開発が強く望まれている。本研究成果は従来法と比較して光学活性化合物の生産におけるプロセス数を削減することができる方法を提供するものであり、今後のさらなる検討によって、社会において需要の高い化合物にも適用できるようになることが期待される。また、三種類以上の化合物からの共結晶化現象は学術的にも注目されており、機能性超分子の開発や薬物特性のコントロールなどに応用されることが期待される。
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