研究課題
若手研究(B)
特異な性質を有するリング状Re(I)多核錯体を光増感錯体として用い、リング内に触媒部を導入した超分子錯体光触媒を構築する試みはあまり上手くいかなかったが、その過程でいくつかの重要な知見が得られた。(1) 異なる三座配位子を二つ有するヘテロレプティックRu(II)錯体は光増感部として機能し、触媒部に応じてCOやギ酸を選択的に生成した。(2) そのRu(II)錯体は、一重項-三重項直接遷移による長波長光の吸収という特異な性質を示した。
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