研究課題/領域番号 |
16K17909
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高分子化学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
前田 利菜 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 助教 (90771725)
|
研究協力者 |
上沼 駿太郎
小林 諒太
河西 健吾
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 自己組織化 / 超分子 / ポリロタキサン / ブロック共重合体 / ナノシート / ポリマー / 環状分子 / シクロデキストリン / 力学物性 / 小角X線散乱 / 広角X線散乱 / ミクロ相分離 / ナノ材料 / 高分子構造・物性 / 構造・機能材料 / 高分子合成 |
研究成果の概要 |
本研究では、超分子を利用した新規高分子自己組織化材料を創成した。超分子構造の一種であるポリロタキサンを応用し、環状分子シクロデキストリンが軸分子ブロック共重合体上で自由に動く様々な超分子ポリマー錯体を新規に合成した。環状分子の積層体の軸分子上の位置によって得られるポリマーの力学物性が制御できることが明らかになった。また、驚くべきことに擬ポリロタキサンの状態で薄さ10-20nm、大きさ1-2μmほどの非常にアスペクト比のナノシート構造ができていることがわかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
私たちの身の回りの様々な有機材料(個装材料、車の内装材料、タイヤ、容器、電子部品)などの硬さや割れにくさ、しなやかさ、耐熱性などの性質は、有機材料内部の分子の自己組織化(似ている分子がお互いにより集まる性質)によって大きく左右される。本研究ではポリロタキサンというネックレス状の新しい分子を用いることで、分子の自己組織化構造を操る新手法を解明した。
|