研究課題/領域番号 |
16K17924
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 愛知工業大学 |
研究代表者 |
村上 博哉 愛知工業大学, 工学部, 准教授 (40515128)
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研究協力者 |
手嶋 紀雄
江坂 幸宏
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | DNA付加体 / 網羅的 / 前処理 / 質量分析 / クロマトグラフィー / 固相抽出 / HILIC / LC-MS/MS / 高感度 / 分析科学 |
研究成果の概要 |
生体内におけるDNAは、さまざまな化学物質に暴露されており、それらが原因でDNA付加体が形成する。それら生成したDNA付加体が、がん化の原因となると考えられており、種々のDNA付加体の定量分析が進められている。本研究課題では、液体クロマトグラフィー-エレクトロスプレーイオン化-タンデム型質量分析法(LC-ESI-MS/MS)を用いた網羅的なDNA付加体の定量分析手法の開発を目指し、前処理系や分離系、検出系などに関する高性能化について検討を行なった。その結果、前処理系の開発などでは、固相抽出用の新規な吸着分離剤の開発について研究を進め、その高性能化を達成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究における前処理系や分離系、検出系などに関する種々の検討で得られた研究成果は、今後の網羅的なDNA付加体の定量に貢献できる成果であることから、本分野のさらなる発展に寄与できるものである。そのため、今後のがん研究などにおけるDNA付加体の定量を支援する可能性があり、将来的には医療分野への貢献も期待できる。さらに、前処理系に関する検討により得られた成果は、本研究課題のDNA付加体の定量分析だけにとどまらず、その他の様々な分野における定量分析の高性能化を可能にする知見を与えるものである。
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