研究課題
若手研究(B)
DNA塩基配列d(TTAGGG)は四分子かG-カルテットを形成することで四重鎖DNAが生じる.ヘムタンパク質の補欠分子族であるヘムは3'末端のG-カルテットに結合し安定な複合体を形成する.本研究では,ヘム周辺環境を変化させ機能を制御することを目的として,3'末端に塩基を追加した四重鎖DNAにおいても,ヘムとの相互作用を解析した. その結果ヘムは追加した塩基と3'末端のG-カルテットの間に結合することが明らかとなった.ヘムと四重鎖DNAの複合体はペルオキシダーゼ活性を示すが,3'末端にアデニンを追加したDNAとヘムの複合体では更にその活性が上昇すことが明らかになった.
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Biochim. Biophys. Acta
巻: - 号: 5 ページ: 1264-1270
10.1016/j.bbagen.2016.11.005