研究課題/領域番号 |
16K17933
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体関連化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
朴 昭映 京都大学, 理学研究科, 助教 (10628556)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | DNA / 金属酵素 / ハイブリッド触媒 / 不斉合成 / バイオハイブリッド触媒 / DNA金属酵素 |
研究成果の概要 |
最近申請者は、DNAのリン酸骨格にビピリジン配位子を導入する方法を確立し、精密制御可能なDNA金属酵素を開発することに成功している。本研究では、多様なDNA塩基配列と金属イオンの組み合わせを基盤とするDNA金属酵素ライブラリーを構築し、α,β-不飽和ケトンの水化反応不斉反応を行った結果、87%という高い選択性で生成物を得ることに成功した。本研究は自然界の加水酵素の機能をDNAで代替できる可能性を示唆する有意義な結果である。さらに、申請者が開発したDNA金属酵素では右巻きのらせん不斉を保ったまま、既存の超分子集合型DNAハイブリッド触媒とは逆のエナンチオマーが得られることも確認している。
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