研究課題/領域番号 |
16K17956
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 北陸先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
桶葭 興資 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 講師 (50557577)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 自己組織化 / 配向 / 多糖 / 乾燥 / パターン / 界面 / ソフトマター / 高分子多糖 / 高分子多糖類 / 天然・生体高分子材料 / 流体 / マクロ構造 |
研究成果の概要 |
「界面分割現象、および空間分割現象の発見」:In vitro乾燥実験として、高粘性の多糖水溶液を制限空間から乾燥させると、1つの空間を複数の空間に分けるように法則性を持って多糖が析出する。特に、マイクロメータースケールの自己集合構造を形成する多糖に対して、本現象が容易に起こることを実証した。さらに、理論界面曲線によって界面分割の有効性を示した。 「一軸配向構造と層構造を持つ3次元的組織化膜の形成技術」:乾燥時、固気液界面の接触線にそって高分子が配向して膜形成することが分かった。多糖水溶液を乾燥するだけで高分子が3次元的に方向制御されることは極めて驚異的である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これらの成果をもとに、高分子物理・非線形非平衡科学・界面科学・コロイド科学・幾何学からアプローチしたソフトマテリアルの設計手法に大きな波及効果が期待される。今後、多糖各種や高分子へ適用して重要な物理化学条件を明らかにすることで、普遍的な物理現象として扱える。特に、cmスケールに至るDRYでWETな材料の設計技術として高秩序な配向膜を作製し、生体適合性と環境適応性を合わせ持った材料が期待される。
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