研究課題/領域番号 |
16K17962
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
伊田 翔平 滋賀県立大学, 工学部, 助教 (80610740)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ゲル / 両親媒性 / 刺激応答性 / リビングラジカル重合 / RAFT重合 / 架橋 / ハイブリッド材料 / モノマー配列 / アクリルアミド / 高分子合成 |
研究成果の概要 |
両親媒性ゲルの機能を向上させるためには、構成する2種類の高分子鎖の配置を精密に制御する必要がある。そこで本研究では、ゲルにおける高分子の繋ぎ目(架橋点)を一方の高分子鎖にのみ導入した架橋ドメイン構造を持つゲルを設計した。得られたゲルは従来とは異なる特徴的な性質を示した。また、無機化合物を架橋ドメインとするゲルの設計に向けた知見も得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
両親媒性ゲルは性質の異なる2種類の高分子鎖を組み合わせたゲルであり、すでにコンタクトレンズにおいて使用されるなど、有用な材料として期待される。本研究はこのような両親媒性ゲルの性質をより強く引き出すため、2種類の高分子鎖の空間的配置を設計するという新しい設計指針を提案するものである。学術的には精密重合化学を基盤とした新たなゲル化学の分野を開拓するものであり、両親媒性ゲルの有用性から産業的にも興味深いものである。
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