研究課題/領域番号 |
16K18010
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
流体工学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
中 吉嗣 明治大学, 理工学部, 専任講師 (10723421)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 乱流計測 / 圧力変動 / 壁乱流 / 乱流構造 / マイクロフォンアレイ / 乱流 |
研究成果の概要 |
本研究では,デジタルMEMSマイクロフォンをアレイ状に高密度に配置した壁面乱流圧力変動場の時系列計測システムを新たに構築した。測定系の周波数応答特性を定量的に評価し,バックグラウンドノイズの低減手法の有効性を確認した。このマイクロフォンアレイを乱流境界層の壁面圧力変動測定に適用した。得られた変動圧力の2次元分布は乱流構造を反映し,間欠的な特徴を示した。また,圧力変動の統計的な特徴は既存の結果と良い一致を示し,測定結果の妥当性が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発したマイクロフォンアレイにより,壁面圧力変動の空間分布を時系列的に得ることが可能となった。壁面圧力変動の空間分布は,壁面乱流に存在する様々なスケールの乱流構造の寄与を反映しており,乱流構造と壁面圧力変動に関する新たな知見を得ることが期待される。さらに,壁面圧力変動は流体関連振動や空力騒音に関係し,工学的にも重要な物理量である。本マイクロフォンアレイは,測定対象の流れに合わせてマイクロフォンの配置を柔軟に設定することができるため,様々な流れへの応用が期待される。
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