研究課題/領域番号 |
16K18012
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
流体工学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
鈴木 康祐 信州大学, 学術研究院工学系, 助教 (10735179)
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研究協力者 |
吉野 正人
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 羽ばたき飛翔 / 格子ボルツマン法 / 埋め込み境界法 / 流体工学 / 飛行性能 / 翼の柔軟性 / 翼の形状 / 羽ばたき機構 / 翼の質量 |
研究成果の概要 |
超小型飛翔体への応用を目指し,蝶を模擬した簡単な数値計算モデルを用いて,蝶の飛翔メカニズムの研究を行った.まず,翼の形状,翼の質量,翼の柔軟性といった,翼を構成する基本的な要素が,飛行性能に与える影響を調べた.また,翼の羽ばたき方を変えることによる,揚力・推力向上や姿勢制御の検討を行った.その結果,簡単なモデルであっても,適した要素,羽ばたき方であれば,実際の蝶の質量を支えるだけの揚力や,実際の蝶の巡回速度を達成するほどの推力を発生でき,かつ姿勢制御も可能であることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究期間内に実施した研究はいずれも,蝶の飛翔メカニズムを解明するための基礎的な研究であり,実際のモノ(超小型飛翔体)への応用はまだできていない.しかしながら,本研究を通して,蝶の飛翔メカニズムに関して多くのことが明らかになるとともに,蝶の飛行性能を超えるデザインも可能であることが示唆されている.これらの知見を用いて超小型飛翔体を設計できれば,今までにない小型・軽量でかつ俊敏なドローンが開発できると期待される.
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