研究課題/領域番号 |
16K18027
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
中村 真季 名古屋大学, 未来材料・システム研究所, 学振特別研究員(RPD) (70708510)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ディーゼルエンジン / DPF / PM / 数値計算 / 堆積過程 / 粒子状物質 / PM堆積 / 熱工学 |
研究成果の概要 |
ディーゼルエンジンは有効な動力源として注目されている.一方で,ディーゼルエンジンの排ガス中に含まれる粒子状物質 (PM/スス)の対策にも注目が集り,スス排出量削減は大きな課題となっている. ススの排出はディーゼル微粒子フィルター(DPF)を用いて抑制する.本研究ではDPFにPMが堆積,除去する連続の過程をモデル化をした.その結果PM捕集初期段階の堆積過程を数値計算方法により先行研究の実験的結果を再現することに成功した.さらに実際のDPFの大きさでのPM堆積と除去の数値計算をした結果,再生条件等を選定することにより、触媒付DPFの捕集再生技術の最適設計化モデルの基盤を完成させた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では新規DPFの構造設計を基礎的な現象解明から行なったため,既存のDPFに対してもその高性能化に向け適応できる結果を提供できるモデルとなった.またPM酸化用触媒としては種々検討されているが,触媒内蔵DPFの設計指針は皆無であるため,触媒付DPF全体の開発を促し,大気汚染の原因であるPM除去技術が向上するため,本研究の研究意義はとても大きく,国内外の自動車関連の研究において大きなインパクトを与えたと思われる.特に,直近の排ガスによる環境問題を解決し社会貢献につながると考えられる.さらに,本研究の結果は,最近話題となっているガソリンエンジンの排ガスに含まれるPMにも対応が可能である.
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