研究課題/領域番号 |
16K18048
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
山崎 彬人 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 特任助教 (70725944)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 予防安全 / ドライバ状態 / 画像処理 / 運転行動分析 / 運転支援 / 知能機械 / 画像 |
研究成果の概要 |
本研究では,自動車運転時にドライバが認知すべき交通環境を正しく認知しているかを画像から推定し,自律運転知能による運転支援機能を作動させるか否かを判断するシステムを開発することを目的としている. 車載カメラを用いてドライバと車両前方を撮影し,得られたドライバの顔画像から画像処理によって顔向きを推定し,その顔向き角度から前方画像のどの方向を確認しているかの注視領域抽出を行う手法を開発した.ドライバの顔向きや抽出した注視領域のと速度やブレーキなどの車両情報を総合的に解析することにより,ドライバの加減速などの運転行動の意図推定に利用可能であることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,ドライバの顔画像から顔向きを推定し車両前方を撮影した画像のどの領域を注視しているかを表す注視領域の抽出を行った.本手法を用いてイベント抽出を行った.注視領域を抽出し,その領域に歩行者が存在するか否かの情報も用いることで,これまで抽出することができなかったイベントを抽出できることを確認した.また,顔向きや注視領域の情報と速度やブレーキなどの車両情報を総合的に解析することにより,ドライバの加減速などの運転行動の意図推定に利用可能であることを示した. これにより,安全運転評価への利用や,運転意図・状態を推定することによる,運転支援可否判断システムの実現可能性を示すことができた.
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