研究課題/領域番号 |
16K18062
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
古里 友宏 長崎大学, 工学研究科, 助教 (70734002)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 超臨界流体 / パルスパワー / アーク放電 / 高電圧工学 / パルスパワー工学 / 放電工学 / 超臨界二酸化炭素 |
研究成果の概要 |
本研究では,超臨界二酸化炭素中にパルスパワー技術により発生させたパルスアーク放電の基礎特性を解明し,超臨界流体応用技術の利用拡大を目指している.研究期間内に①絶縁破壊時の電気的特性,②プラズマ基礎特性,③放電後の流体力学的特性,を明らかにするために,電圧電流波形の解析,破壊電圧の統計的解析,発光分光スペクトルの解析,レーザシャドウグラフ法を用いた観測を実施した.上記の様々な解析によって,超臨界流体中ではガス中と比較して特異な特性を示すことが明らかになった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,化学工学の分野で抽出,分解などの環境にやさしい溶媒として実績のある超臨界流体の応用分野を広げることを目標として,超臨界二酸化炭素中のパルスアーク放電の基礎特性について研究を行った.超臨界流体の特徴が一番大きく表れる臨界点近傍の条件でプラズマ温度が減少するなどの特異な特性を見出すことができた.このことは放電工学の観点から非常に重要な知見であると考えられる.また,放電プラズマから強力な衝撃波の伝搬の様子が観測され,材料合成や抽出などの応用を考えた際にも重要な現象になると考えられる.
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