研究課題/領域番号 |
16K18071
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 大分工業高等専門学校 |
研究代表者 |
上野 崇寿 大分工業高等専門学校, 電気電子工学科, 准教授 (30508867)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 高電圧 / 高電圧パルスパワー / 滅菌 / 薬剤耐性菌 / インパルス高電圧 / バンコマイシン耐性腸球菌 / 殺菌 / 耐性遺伝子 / VRE / インパルス電圧 / 水処理 / 薬剤耐性遺伝子 / 水質浄化 |
研究成果の概要 |
抗生物質の利用の拡大に伴い,抗生物質であるバンコマイシンに耐性を持つ薬剤耐性菌が発現し,大きな問題となっている.国内の下水処理場にて用いられる塩素による消毒では,薬剤耐性菌の遺伝子まで不活化できないことが報告されており,耐性遺伝子の伝播による新たな多剤耐性菌の発現が危惧される. そこで本研究では,滅菌及び耐性遺伝子の不活化を目的として,薬剤耐性菌(VRE)にインパルス電圧の印加を行った.その結果,一定値以上の印加電圧で印加時間を増加させれば,滅菌が可能であることが判り,同様の電圧の条件にてvanA遺伝子の不活化も可能であることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本成果による微生物の不活性化技術を確立することで,微生物に加え遺伝子損傷による不活性化まで可能となり,耐性遺伝子水平伝搬による新たな水環境での薬剤耐性菌の発生を抑制することができる.また,UVやオゾン殺菌に代わる低コストかつ維持管理が容易な水滅菌技術を導入可能であることが挙げられる.
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