研究課題/領域番号 |
16K18093
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
電子デバイス・電子機器
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
藤井 茉美 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (30731913)
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研究協力者 |
小野 新平
藤田 直幸
山田 祐久
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 酸化物半導体 / 薄膜トランジスタ / 電気二重層トランジスタ / イオン液体 / 信頼性 / 多孔質膜 / 電界効果トランジスタ / スティープスロープ / 複合材料・物性 / エネルギー効率化 / 省エネルギー |
研究成果の概要 |
低駆動電圧フレキシブルTFTの高信頼性化のため,IGZOとILを用いたEDLT界面で生じる劣化現象を抑制することを目的とし,界面に自己組織化単分子膜の導入を提案した.この界面層導入したEDLTの電気的信頼性測定から,長期的な駆動における劣化が抑制されることが明らかになった. このFDTSによって抑制された劣化現象は,IGZO中のInが減少し相対的なZn量が増加することによると考えられる.従って,ILによってIGZOのキャリヤ密度が変化するが,界面層によってこれを抑制可能である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電気二重層トランジスタ(EDLT)における信頼性および界面の劣化現象を検討した始めての成果であり,EDLT信頼性における学術的な議論が可能となった.また,劣化現象の抑制手段についても提案し,実証したため,イオン液体とIn系酸化物薄膜を用いた素子の実用化に資する. Inを含む透明導電膜などの薄膜とイオン液体を接触させた場合に生じる現象であるため,これらの材料を用いた二次電池などの劣化現象の議論にも影響を与えると考えられる.
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