研究課題/領域番号 |
16K18107
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 岐阜大学 (2017-2018) 滋賀県立大学 (2016) |
研究代表者 |
伊藤 大輔 岐阜大学, 工学部, 助教 (90759250)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | カオス制御 / 非線形力学系 / 不安定周期軌道 / スイッチングコンバータ / 不安定軌道 / 非線形制御 / 不安定軌道探索問題 / External force control / 安定性解析 / 分岐現象 / 非線形力学 / パワーエレクトロニクス |
研究成果の概要 |
非線形力学系の特性を活用した,数理モデルを利用しない新たなカオス制御手法の提案を行った.Floquet理論により,元の系の安定性の指標を用いることで,フィードバック系の安定性を求めることが可能であることが示された.これは,制御ゲイン設計に有益な結果であるといえる.また,実問題応用へ向けて,パワーエレクトロニクス回路の一種である降圧型スイッチングコンバータ回路にて有効性を確認した.本研究の派生である不安定軌道探索問題への応用に関しては,当初の予想通り,稠密なアトラクタが確認できる系においては種々の不安定閉軌道を取得することができることが確認された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は,数理モデルを取得することができない問題に対して利用できる新たなカオス制御手法を提案している.例えば,動作条件が正確に推定できない場合や不確定要素が多いシステムに対して,観測結果から自律的に系の安定化を実現することができる有用性の高い制御スキームである.
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