研究課題
若手研究(B)
本課題ではビット置換符号化変調(BICM)に対するシェーピング符号化・復号法の開発を行った.衛星通信方式 DVB-S2 などに用いられている振幅位相変調(APSK)を用いたBICMに対して,パイロットビットを用いたシェーピング手法を開発した.また送信系列に擬似乱数を挿入することで,送信系列の発生を一様分布からガウス分布へ変換し,変調・符号化方式を提案した.有限の信号点をもつAPSKに対し新しい信号点配置設計法を提案した.削除ガウス分布を用いることにより,有限の信号点をもつ場合はガウス分布にしたがって信号点を配置した場合の問題点である高SNR領域での達成レートが大きくならないことを解消した.
高度情報化社会の発展により高速な通信への需要が増している.本課題の対象である符号化変調・誤り訂正符号化に関する研究は衛星通信方式である DVB-S2 で実用化されているものであり,今後さらに高速かつ大容量で信頼性の高い通信を実現するために必要不可欠な技術である.高次元な変調方式の開発にあたって本課題で提案した削除ガウス分布によって高速な通信が実現可能であり,高い訂正能力をもつ空間結合符号を用いたシェーピング法を組み合わせることが有用であることが示されたと考えている.
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (37件) (うち国際学会 15件、 招待講演 1件) 備考 (6件)
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