研究課題/領域番号 |
16K18127
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
制御・システム工学
|
研究機関 | 有明工業高等専門学校 |
研究代表者 |
池之上 正人 有明工業高等専門学校, 創造工学科, 准教授 (10353343)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | システム同定 / 変数誤差モデル同定 / 閉ループ同定 / 繰り返しアルゴリズム / 動的ネットワーク / 変数誤差モデル / モデリング |
研究成果の概要 |
本研究では,大規模・複雑なネットワークシステムである「動的ネットワーク」のシステム同定問題について検討を行っている。動的ネットワークの同定問題を変数誤差モデルの閉ループ同定問題として取り扱い,雑音情報を推定して利用するモデリング法構築について考察し,主にバイアス補償法の立場から種々のアルゴリズムを提案した。提案したアルゴリズムは繰り返しアルゴリズムであり,手法の有効性は数値シミュレーションにより確認している。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電力システム,交通システム,経済システム,生体システムなど,大規模・複雑なネットワークシステムの安全性や安定性を確保しつつ,常に最適な運用・制御を行うためには,システムの数理モデルを構築することが必要不可欠となる。しかし,大規模・複雑なネットワークシステムの数理モデルを観測データから構築することは難しい。本研究では,観測データに含まれる雑音の情報を利用することに着目し,雑音情報推定法と推定した雑音情報を利用するモデリング法を提案したものである。提案するアルゴリズムは繰り返しアルゴリズムであり,プログラムの実装が容易である。
|