研究課題/領域番号 |
16K18135
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
土木材料・施工・建設マネジメント
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研究機関 | 国土技術政策総合研究所 |
研究代表者 |
河村 直哉 国土技術政策総合研究所, 空港研究部, 主任研究官 (70728211)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | アスファルトコンクリート / 水 / はく離 / 薄片 / 乾式研磨法 / 偏光顕微鏡 / 顕微赤外 / アスファルト / 水分 / 舗装 / 微細構造 |
研究成果の概要 |
本研究では、アスファルトコンクリート(以下、アスコン)のアスファルト-骨材界面の水分による劣化機構に関して、アスファルト-骨材界面近傍の微細構造に着目した検討を行った。微細構造の評価に必要なアスコンの薄片を乾式研磨法により作製することに成功した。偏光顕微鏡で薄片を観察した結果、水により劣化したアスコンでは、アスファルトが骨材から剥がれた状況とアスファルトがアスコン中で単体の状態で存在することが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水の作用に伴うアスファルトコンクリートの微細構造の変化の評価が可能となったことにより、水による劣化機構に立脚した評価方法で、かつ、空港の既設舗装の補修要否の判断に活用できる可能性のある評価方法を開発できた。限られた大きさのサンプルしか得られないような空港の既設舗装においては、力学量による評価が困難なことがあり,本方法は有用な方法と考えられる。 また、今後既設舗装の水による劣化状況を、本研究で検討した方法に基づき調査することにより、アスコンの材料設計の高精度化に寄与できる.これにより空港アスファルト舗装の効果的な長寿命化につながる。
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