研究課題/領域番号 |
16K18142
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
構造工学・地震工学・維持管理工学
|
研究機関 | 愛知工業大学 |
研究代表者 |
宗本 理 愛知工業大学, 工学部, 講師 (70737709)
|
研究協力者 |
鈴木 森晶
嶋口 儀之
近藤 駿光
池田 あすか
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | あと施工アンカーボルト / 孔あき鋼板ジベル / 残存耐荷性能 / 繰り返し載荷 / FEM / あと施工アンカーボルト定着部 / 動的耐荷性能 / 付着特性モデル / 非接触式超音波試験 / 繰り返し荷重 / 超音波試験 / 動的繰り返し載荷試験 / 接合部 / 繰返し荷重 / 複合構造 |
研究成果の概要 |
本研究では,地震などを想定した動的繰り返し荷重下におけるあと施工アンカーボルト定着部の残存耐荷性能について検討した.具体的には,ボルト定着部の損傷度合いと載荷条件の関連性を明らかにし,対象に対する超音波試験の適用範囲や損傷度と超音波試験による出力値の関連性を確認した。さらに,ボルトとコンクリートの付着に用いたエポキシ樹脂の動的付着特性を把握した。 数値解析では鋼・コンクリート間に付着を模擬した要素を導入し,静水圧による影響を考慮することで拘束条件下や載荷方向の異なるあと施工アンカーボルト接合部の耐荷性能を定量的に把握可能であることを確認した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高度経済成長期に建設された土木構造物を合理的に維持管理し,長寿命化に向けた取り組みが今後増加していくことが予測される。その中で,目視点検が困難な接合部も含めて実構造物の現有性能を定量的に評価することは非常に重要である。 そのため,本研究で実施した鋼・コンクリート接合部の残存耐荷性能に関する実験的研究や定量的耐荷性能評価手法の確立に向けた解析的研究による成果は,土木構造物の合理的な維持管理に向けて現有性能の推測,補修・補強などの優先順位の決定などに役立つ有用なデータであり,本研究成果は社会的に十分意義があるものと思われる。
|