研究課題/領域番号 |
16K18145
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地盤工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
堀越 一輝 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 助教 (90771965)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 侵食 / 河川堤防 / 浸透流 / 内部侵食 / 侵食速度 / 浸透 / 堤防 / 浸透破壊 / 侵食特性 |
研究成果の概要 |
日本の河川堤防の試料を対象に,土の侵食速度に関する実験(Hole erosion testと上向き浸透侵食試験)を実施した.その結果,対象とした河川堤防の試料は,土内部の侵食に対して耐性が大きいと評価できた.これらの実験で得られた侵食指標IHETとその土の基本的物性値の相関を分析することで,侵食速度に影響を与えるであろう土の基本的物性を抽出した. さらに,本研究の成果を既往のフィルダム材を対象とした試験結果を取りまとめ,土の基本的物性値から侵食特性(侵食指標IHET)を算出する評価式を提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで河川堤防の浸透による侵食の開始に関する知見やその浸透破壊の形態に関する研究は多くなされていたが,その時間スケールに関する定量的な評価に関する研究はわずかであった.本研究は,これまで欧州やオーストラリアのフィルダム材を対象に使用されているHole erosion testを日本の河川堤防材を対象に適用し,その堤防材の侵食速度の評価を示した.また,土の基本的物性値の中で,侵食速度に影響を与える物性を抽出した.その土の基本的物性値から,概算的な侵食速度を算出する評価式を提案した.
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