研究課題/領域番号 |
16K18155
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
水工学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
寺崎 寛章 福井大学, 学術研究院工学系部門, 助教 (40608113)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 太陽熱淡水化 / TrSS / 蒸留 / バングラデシュ / 僻地 / 飲み水支援 / 遠隔地 / 造水量 / 飲料水 / 太陽熱淡水化装置 / 造水量予測 / 水コスト / 造水モデル |
研究成果の概要 |
本研究では水不足に苦しむバングラデシュ沿岸地域(僻地)の住民を対象に三角型太陽熱淡水化装置(TrSS)による乾期の飲み水確保を目標として学術面および実用面の両面から研究を行った。その結果、(1)熱・水分物質移動理論に基づいたTrSSの造水モデルを開発し、日造水量を予測することが可能となった、(2)造水量および水コスト、現地住民のヒアリングに基づいて最適と考えられるTrSSの設計を行った、(3)実際にバングラデシュのパイガサ地域でTrSSを導入して現地試験から造水量を調査した、(4)住民へのアンケートおよび造水量調査からTrSSの導入効果を総合的に判断した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で対象とするパイガサ地域は同国だけではなく先進諸国の支援が殆ど行き届かない僻地である。その僻地にて乾期の飲み水対策に寄与する三角型太陽熱淡水化装置は国際貢献や技術支援の観点から社会的意義は非常に高い。また同地域に適した装置の設計および開発を行い、実際に現地に導入して評価する点は今まで殆ど行われておらず、その学術的意義も高い。なお、本研究成果を1つのモデルケースとして、同国の他地域や島嶼国、非常災害時にも応用でき、その波及効果が期待できる。
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