研究課題/領域番号 |
16K18168
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
土木計画学・交通工学
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
松尾 幸二郎 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50634226)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | テレマティクス保険 / 抜け道交通 / 生活道路 / フィールド実験 / リワード / ペナルティ / 事故減少 / 支払い保険金減少 / 抜け道 / プローブデータ / 交通静穏化 / 統計モデル分析 / マップマッチング |
研究成果の概要 |
自動車プローブデータにより抜け道交通実態の把握手法を構築した上で,フィールド実験により,抜け道抑制型インセンティブプログラムがドライバーの経路選択行動に与える影響の分析を行った.結果として,平均的には抜け道利用割合が4割程度減少したこと,ペナルティに比べ,リワードの方が効果が大きいこと等が示された.続いて,抜け道抑制型テレマティクス保険の導入による,事故減少量,保険会社の期待支払保険金額の減少量の試算を行った結果,被験者ごとで,最大77%,平均52%の事故の減少が見込まれることが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究におけるフィールド実験および事故減少量,保険会社の期待支払保険金額の減少量の試算の結果,保険会社の期待支払い保険金額の減少は実験で用いたインセンティブ額と比較すると低くなっているものの,当該実験対象区間という限られた経路での事故減少による試算であることや,サポート人件費といった考慮できていない要素もあり,対象範囲の拡大により逆転する可能性があることが示唆された.本成果は,抜け道抑制型テレマティクス保険の実用化に向けた検討に資するものと考えられる.
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