研究課題/領域番号 |
16K18169
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
土木計画学・交通工学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
鈴木 春菜 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (00582644)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | インフラ整備 / 主観的活力 / ストック効果 / 主観的地域活力 / 地域活性化 / 地域愛着 / 地域活力 / 幸福感 / 事業評価 / 交通工学・国土計画 |
研究成果の概要 |
本研究では主観的な「地域の活力(Subjective regional Vitality:SRV)」に着目し、その要因と影響について基礎的な検討を行い、インフラ整備の影響を把握するとともに、実際のインフラ整備の現場においてどのような影響を及ぼすか調査・検討を行った。その結果、以下の知見が得られた。1)インフラ整備は新聞報道等では地域の活力を高めるという文脈で使われているものの、インフラ整備の程度が高くてもSRVが高くなってはいないこと 2)SRVが高いほど地域愛着やコミュニティ意識等が高まること 3)しかしながら、個々のインフラ整備事例では整備に直接的に関係した人の意識が変容していること
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、現在曖昧に用いられている「地域の活力」のイメージ(SRV)が、どのように構成されているか検討を行うとともに、SRVが変化するとどのような効果があるのかを示した。住民同士のつながりや地域活動の程度、人口特性の認知などがSRVに影響する一方、新聞報道等では多く取り扱われていた「インフラ整備」「地域行政の取り組み」は、通常時は地域活力イメージに影響は与えていなかった。但し、コロナ禍では「地域行政の取り組み」はSRVに影響を与えていた。インフラ整備がSRVを高めることができるように、整備時のコミュニケーションを工夫する必要があると考えられる。
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