研究課題/領域番号 |
16K18175
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
土木環境システム
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
羽深 昭 中央大学, 理工学部, 助教 (30735353)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 高分子膜 / ポリスルフォン / 限外ろ過膜 / リン除去回収 / 吸着剤 / ジルコニウム / 脱着 / 下廃水 / 硫酸ジルコニウム-界面活性剤ミセルメソ構造体 / 固液分離 / 消化脱離液 / 放流下水 / 水処理膜 / リン回収 / 硫酸ジルコニウム-界面活性剤ミセルメソ多孔体 / リン吸着 / 資源回収 |
研究成果の概要 |
下廃水からのリン除去回収に向け,膜ろ過過程でリン吸着を行う新規分離膜の開発を行った.リン吸着剤である硫酸ジルコニウム界面活性剤ミセルメソ構造体(ZS)をポリスルホンに包含させ,平膜状の限外ろ過膜を作製した.電子顕微鏡観察の結果,ZS粒子は膜表面および断面に存在していた.ZS含有高分子溶液(10.5 wt%)から作製した膜(膜厚100 um)では,リン酸溶液(50 mg P/L)の膜ろ過により0.039 mg P/cm2のリンが吸着された.水酸化ナトリウム溶液でリンを脱着でき、膜の繰り返し利用が可能であった.また,膜を嫌気性膜分離装置からの廃水に適用したところ,実試料からのリン吸着にも成功した.
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