研究課題/領域番号 |
16K18179
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 東京大学 (2017-2019) 北海道大学 (2016) |
研究代表者 |
大西 直毅 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (20579784)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 機械式定着 / 柱脚 / 基礎梁 / パイルキャップ / 終局耐力 / 柱降伏型 / 二段配筋 / 基礎接合部 / 接合部降伏 / 定着破壊 / 建築構造・材料 / 構造工学・地震工学 / 鉄筋コンクリート構造 / 柱梁接合部 |
研究成果の概要 |
鉄筋コンクリート造建物の基礎梁、杭、パイルキャップ、外(隅)柱で構成される基礎接合部において、5体の部分架構試験体の実験を行った。基礎梁の接合部のコンクリートへの定着方法として、鉄筋端部に定着プレートを取り付けた機械式定着を用いた。機械式定着では定着プレートを通るひび割れが広がる傾向があるが、柱降伏が先行する場合に、梁の定着プレートを通るひび割れが柱の曲げ耐力に影響する可能性があることを示し、実験結果の耐力を概ね推定できる耐力計算モデルを提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究対象の基礎接合部および柱脚部は構造物の耐力上重要な部位であり、建物の保有水平耐力計算においてその耐力を把握している必要がある。本研究の荷重条件では柱の曲げ耐力の計算に注意が必要であることが示された。ただし本研究の実験では軸力が未考慮のため、実験結果が実際の建物内で生じる現象かどうかについても検証をすすめる必要があり、提案式はまだ実用的ではない。しかしながら基礎梁を機械式定着とした場合の具体的な設計方法の開発に向けて基礎的なモデルを示すことができた。
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