研究課題/領域番号 |
16K18208
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
PINHEIRO Abel 神戸大学, 工学研究科, 助教 (50751690)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 乳幼児 / 災害時要援護者 / 避難行動要支援者 / 市街地避難 / 広域避難 / 津波避難 / 避難時間推計 / 避難行動モデル / 災害時要支援者 / 多人数用ベビーカー |
研究成果の概要 |
本研究では課題1として東日本大震災時における保育園児の津波避難に関する事例調査、課題2として南海トラフ巨大地震等に伴う津波襲来が想定される地域を対象とした避難計画策定状況調査を行い、課題3として以上の事例調査結果を踏まえ諸条件を統制した市街地避難訓練観測・避難実験を積み重ね、津波避難施設や高台等まで避難する際の引率下の園児の年齢別避難速度や多人数用ベビーカー等介助用具を用いた場合の搬送効率を把握し、保育施設における津波時の市街地避難計画の検証手法の構築に必要な基礎データを整理した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
保育施設では、津波襲来時における園児の避難対応が課題であり、市街地レベルの安全な場所への広域的な避難が求められる場合の職員・園児集団の行動能力や支援体制については、これまでに十分な研究が行われていない状況にある。そこで本研究では、誘導員引率下の園児の年齢別避難速度や多人数用ベビーカーを用いた際の路面勾配別搬送効率等、職員・園児集団が津波避難施設や高台まで避難する際の行動能力を実験環境下において把握した。保育施設の避難目的地の設定や地域コミュニティによる支援体制の検証手法の構築に必要な基礎データが整理され、今後の減災対策の策定に貢献できることに意義があると考えられる。
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