研究課題/領域番号 |
16K18217
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 総務省消防庁消防大学校(消防研究センター) |
研究代表者 |
藤井 皓介 総務省消防庁消防大学校(消防研究センター), その他部局等, その他 (10759575)
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研究協力者 |
水野 雅之
佐野 友紀
関沢 愛
山口 純一
大宮 喜文
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 避難行動 / 消防活動 / 群集流動 / 高層建築物 / 大規模施設 / 災害安全 / 火災 / 地震 / 災害 / 群集 / 避難 / 消防 |
研究成果の概要 |
本研究は、現在の避難計画では想定されていない消防活動による避難行動への影響を含んだ避難安全性評価手法の検討を目的とした。高層建築物の避難訓練状況、大規模施設における現地到着後の消防活動実態を調査するとともに、実験に基づき両者の相互影響を実証的に把握した。その結果、階段における滞留の発生を前提とした避難計画を検討する必要があること、消防隊到着後も混雑状況が続くことを考慮する必要があること、避難階段における避難群集と消防隊の速さが両者の階段内での通過位置によって異なることなど、相互影響の反映が避難安全性確保において重要となることなどを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
建築設計時に作成される建築基準法の防災計画と災害発生時の消防隊やその他自衛組織による消防活動は、管轄する行政機関が異なることもあり別個の枠組みの中で計画、実施されている。特に、避難者の混雑が消防活動に与える影響について、両計画では反映されていない。本研究は、両計画では反映されていない避難者の混雑が消防活動に与える影響の把握および避難計画と消防活動の両者を横断した評価方法の検討を通して、避難計画と消防活動の両者を横断した安全性の高い避難計画作成の基礎資料を提供することができた。
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