研究課題/領域番号 |
16K18225
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所 |
研究代表者 |
李 暉 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, アソシエイトフェロー (30772751)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 中国建築史 / 日本建築史 / 木造建築 / 造営技術 / 加工技術 / 大工道具 / 宋代 / 建築技術書 / 建築造営 / 古建築 / 中国 / 日中比較 / 建築用材 / 大鋸 / 製材 / 日本 / 比較研究 |
研究成果の概要 |
本研究では、中国と日本の伝統大工道具の調査を通して、古建築の造営技術を追求することを目指し、大工道具の現地調査と大工の聞き取り調査を中心におこなった。2016年からは、中国南部において調査を開始し、特定の大工道具について中国北部との相異を見出し、中国国内における比較研究を見通すことができた。 また現地調査の継続的な実施により、文献に対する理解を深め、中国宋代(960-1279)の建築造営における屋根修理、主要構造材の柱の修理、梁材の規格、製材工程などについて、論考を継続的に公表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
古建築を造り上げた道具の変遷は施工技術の発展を示している。大工道具の機械化・電動化とともに伝統的な技術が消滅しつつある現状のなか、大工道具に関する記録と研究は、極めて急務である。 大工道具の変遷や地域性を明らかすることができれば、中国国内の北部と南部においても、東アジアの木造建築文化圏に共存する中国と日本においても、木造建築の造営技術における相違の解明にもつながり、大きな手助けとなる。
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