研究課題/領域番号 |
16K18234
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
無機材料・物性
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
中嶋 聖介 静岡大学, 工学部, 准教授 (40462709)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ファラデー効果 / 磁性ナノ構造 / マルチフェロイック材料 / レーザープロセス / 磁性ナノ微粒子 / ランダム亜鉛フェライト / PLD法 / 酸化物磁性体 / エピタキシャル成長 / 磁気光学効果 / パルスレーザー堆積法 / ランダムスピネル構造 / ナノ材料 / 無機工業化学 |
研究成果の概要 |
多相型マルチフェロイック材料の作製に向けて、磁性相である亜鉛フェライトの組成を最適化するために、非化学量論組成の薄膜を作製したところ、量論組成と同等のファラデー回転角を示し、より高い性能指数を示すことがわかった。 磁気光学特性を示す磁性ナノ微粒子に着目し、導波路型デバイスの材料検討を行った。酸化鉄ナノ微粒子を分散させたシリカキセロゲルを作製し、フェムト秒レーザー照射による導波路形成を行った。得られた導波路の伝播光に対するファラデー効果測定では、ナノ微粒子の重量体積濃度に応じた飽和回転角を観測した。本研究成果から、導波型マイクロ磁気光学デバイスの実現が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
酸化物ナノ磁性体と光導波路の複合材料に関する研究を行った。これまでにない導波路型の磁気光学デバイスを実現する先駆的な研究であり、将来的に光回路などに組み込み可能な偏光制御素子を製造するために重要な知見が得られた。今後、プラズモン材料との組み合わせにより、ファラデー効果のさらなる増強が見込め、高効率化が期待できる。
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