研究課題/領域番号 |
16K18312
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
航空宇宙工学
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研究機関 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 |
研究代表者 |
大道 勇哉 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 航空技術部門, 研究開発員 (40733168)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 非定常空気力学 / 圧縮性流体 / 全体安定性 / 随伴解析 / 数値流体力学 / 固有値解析 / 空力設計 / 全体安定性解析 |
研究成果の概要 |
流れ場の非定常性制御に有効な解析手法として全体安定性感度解析法(Adjoint GLSA)を開発し,その有効性を示した.Adjoint GLSAに必要な随伴方程式の定式化や適切な境界条件を導き,2次元円柱流れとキャビティ流れを対象に検証した.また,感度関数の定義を見直すことで,不安定モードの増幅率と振動数のそれぞれの制御に有効な感度領域を特定できることを明らかにした.さらに,提案手法を旋回噴流の渦崩壊現象の解析に適用し,渦崩壊をもたらす不安定モードとその感度領域を明らかにした.得られた感度領域を元に流れ場に制御を加えることで,渦崩壊をもたらす不安定モードを抑制あるいは増幅できることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
提案手法が確立されることで,今後の非定常空力設計法は,これまでの定性的な考察に基づく設計から定量的な指標に基づく設計に変わり,それにより実験・数値解析の回数削減,個々の条件に応じた細やかな最適化などが可能になると期待される.
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